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Posted by naturum at

2011年02月07日

雪を求めて北陸路 その3 

31日は道の駅を巡りながら金沢へ向かいました。TVやラジオのニュースでは昨日の雪でJR全線が運休になっており、北陸自動車道や国道8号線では多くの車が立ち往生したそうです。1日違っていたら予定が狂っていたところです。

金沢は私が生まれて16歳まで過ごした故郷です。しかし冬の金沢は金沢を離れてから初の訪問です。今年は例年の倍くらいの雪だと言われていますが、私が子供の頃はこのくらいの雪は当たり前で特に昭和38年の豪雪は今でも記憶に残っています。ほんと1晩で1メートル積もりましたね。金沢には2時頃に到着、天気は晴れ、曇り、雪が10分おきに来ると言った天気です。まずは雪の兼六園へ向かいます。小学生の頃は兼六園のすぐ近くに住んでいたので図工の時間はよく兼六園に写生に行っていましたが、小学生には兼六園の良さが判るはずもありませんでした。兼六園の良さが判ったのは金沢を離れてからですね。





兼六園には1時間ほどいましたがその間にもこの2枚の写真のように青空と雪という北陸独特の天気でした。今年は雪が多かったので雪吊も本来の目的を果たしているようです。

金沢では都ホテルに泊まりました。直前にネットで予約したのですが、平日の月末の特別割引とじゃらんのポイントを使ってなんと2人で朝食付き7,600円でした、う~ん、これならキャンプよりいいかも、、、、



ホテルにチェックインして金沢市内の散策に向かいます、



山門が独特の形をした尾山神社です、ここに冬来たのは初めてでした。ホテルの戻る時TAXIを拾ったのですが、運転手さんといろいろ話をしているといろいろ共通点が出てきます、で最後に判ったのはなんと小学校1年の時に同じクラスだったようです、偶然と言うのは恐ろしいものですね。

翌日の午前中に金沢の新名所21世紀美術館に行きました。ここは美術館の建物自身が一つの作品になっているような感じです。



ただ有料の展示ゾーンは下のプールの以外は全て撮影禁止でした。このプールは中にいる時はそれほど感じませんが写真で見ると水の中にいる様に見えますね不思議な感じです。



12時頃に金沢を後にしてこの日の朝に通行止めが解除された北陸自動車道で浜松へ向かいます。途中積雪の激しかった福井の今庄辺りではまだかなり雪が残っていましたが、無事夕方浜松に到着、姉の家に一泊して翌日御宿に自宅に着きました。

今回の雪の北陸路のドライブ、NAVIの誤誘導でちょっとトラブルになりましたが、スタッドレスタイヤとレガシーAWDの威力は抜群でした。NAVI同様にスタッドレスやAWDの過信は禁物ですがさすがにスキー場エクスプレスの異名のあるレガシー、雪道でも安心して走れることを実感、来年は冬の東北に行ってみたくなりました。


  


Posted by Eagle at 10:09Comments(6)旅レポート

2011年02月05日

雪を求めて北陸路 その2 

方向転換するにはどうするか、冷静に考えればまずはNAVIの地図から現在地を特定してこの先に集落や何か建物があるか確認するのですが、なにせ雪はものすごい勢いで降り続き日没も迫って来ており、1分たりとも無駄にしたくなくとにかく前進します。2-3分走ったところに民家がありましたが除雪されていなくその前を通り過ぎます。そしてそれから程なく2-3軒の民家が見え、幸いその入り口で住人が除雪をしていました。やったー助かったと思い、その家の入り口にバックで入れさせてもらいました。

幸運なことに、その時反対方向から1台の車が近づいてきます、こんな時ですから恐らく地元の車でしょう。すかさずその車の後につき来た道を引き返します、ラッセル車と言うか露払いがいてくれてもう安心です。なんとか大きな普通の道に戻った時の安堵感は言葉に出来ないくらいでした。



NAVIをリセットした時にNAVIの画面には「花尾カントリークラブ」というゴルフ場が出ていました、後で調べると氷見とは全く違う方向です、この異変にもっと早く気が付くべきと大反省です。(写真のAが目的地Bが騙されて連れて行かれた場所)

氷見の宿は金沢の知り合いに紹介された「ラ・セリオール」という民宿です。5時半頃無事到着、さっそくお風呂に入り旬の寒ブリを堪能しました。





この写真は翌朝撮りました、雨の中の露天風呂は経験がありますが、雪の中の露天風呂は初体験でした。



部屋から見た富山湾です、晴れていたら立山連峰剣岳が正面に見えるそうです。海から3000m級の山が見えるのは世界でもここだけだそうです。9時半頃に宿を出ます、昨日の雪で埋まった車を宿の女将さんが掘り起こしてくれます。



この日は晴れたり、曇ったり、雪が降ったりと冬の北陸特有の気候です。氷見から高岡へ出て道の駅に寄りながら下道を金沢へ向かいます。



今年はブリは例年にないほどの大漁だそうです、でも結構なお値段ですね。



高岡へ向かいます、氷見-高岡間は本当はこんな道です。実は昨年9月高岡->氷見->羽咋のルートを走っていたので、NAVIの間違いにはもっと早く気が付くべきでした。

続く  


Posted by Eagle at 08:35Comments(0)旅レポート

2011年02月04日

雪を求めて北陸路 その1 カーナビ過信は禁物

今回はキャンプ旅ではなく畳の上で寝た旅のレポートです。去年の2月末、カミサンの親戚の法事で九州へクルマで行く事にあたり、熊本の親戚曰く阿蘇は雪になることもあるのでチェーンの用意をしたほうが良いと聞かされ、思い切ってチェーンではなくスタッドレスを購入しました。幸い九州では雪に降られることもなく、又去年は御宿でも全く雪は降らずスタッドレスも宝の持ち腐れでした。今年も12月にスタッドレスに履き替えましたが、これまで雪道を走ったことがなく雪道を知らないこのスタッドレスが不憫の思えて仕方がありませんでした。

そこでこのスタッドレスに思いっきり雪道を走らせてやろうと思い、北陸路へドライブ旅行を計画しました。12月の大子で氷点下のキャンプは経験しましたが、さすがに雪中キャンプは尻込みします、と言うかこの時期北陸では営業しているキャンプ場はありませんね。予定は1月29日に御宿を出てその日は軽井沢の健保の保養所泊まり、翌日富山の氷見で泊まって寒ブリを堪能して、翌日は金沢泊まり、2月1日に浜松の姉の家に寄り2月2日に御宿に戻る4泊5日の旅です。今年は北陸地方は大雪で特に1月30,31日は大寒波で大雪の予報でしたが、雪に飢えているスタッドレスには持って来いと思い出発しました。

1月29日8時半に御宿を出発、関越はスキー渋滞も解消していて予定通り13時半に軽井沢着、特に行くところもなくアウトレットを徘徊、しかし何も買う物もなく駐車料金を取られる始末、元勤務先の健保の保養所で第一日の夜を過ごしました。軽井沢は雪がうっすらと積もっている感じでした。

翌30日氷見へ向かい上信越道に乗ります。その前にNAVIで本日の宿、氷見の宿「ラ・セリオール」を電話番号で検索するとバッチリヒット、行き先にセットして案内を開始させます。高速の掲示板では長野から先はチェーン規制となっています、しかし長野を過ぎても雪は軽井沢同様うっすらと積もっているだけです。しかし妙高に近づくと急に雪が多くなりあっという間にあたり一面銀世界です。



妙高高原のSAも雪の壁は車の高さより高くなっています。



上信越道は妙高より先は片側1車線の対面通行区間が多くなります、そして除雪車がいる為ノロノロ運転を余儀なくされますが、まぁ順調に進んでいきます。しばらくすると対向車線で乗用車が吹き溜まりに突っ込んでスタックしているのが見えました。その直後急に雪が強く降り始め視界が急に悪くなります。前は真っ白、いわゆるホワイトアウトでしょうか路肩というかどこが道路か判らなくなります。50Km位の速度ですが、もの凄く怖いですね、もっと速度を下げたり止まったりしたら追突されそうだし、ちょっと間違えたら吹き溜まりに突っ込みそうだし、いやぁ怖かった。なんとかその区間を過ぎて上越JCから北陸道へ入ります。道路情報を聞くと上信越道は妙高付近で上下線とも通行止めになっています、あの状況では危険ですよね、もうちょっと遅かったら足止めを食らっていたところでした。

北陸道もチェーン規制でしたが視界はそれ程悪くはなく順調に進んでNAVIの指示通り小杉ICで一般道に下りて氷見に向かいます。



写真は高岡市内です、この後NAVIの指示通りに走って行きます、道路標識では氷見に向け右折の表示が出ていますが、NAVIは左折を指示しています。まぁNAVIの方が近道なのだろうと思い、指示に従います。ところが段々と道は狭くなり、山道に入っていく様子です、そしてゴールまでの距離は5Kmほど。この時点では、「ハハン、NAVIは積雪情報なんか関係なしに単に距離の近い道を案内しているんだなぁ」と考えておりました。しかし、雪は激しく降り続け、かろうじて走行は出来るものの道の両側が雪の壁のためすれ違いも出来ないような状況です。でも前へ進むしかありません。雪は強くなる一方、だんだん心細くなってきました。

その時突然前方にスタックした軽四とその後方に除雪車現れました。除雪車の運転手がスタックした軽四を押して脱出を手伝っています。しばらくは停車を余儀なくされたので、NAVIで目的地までの道を確認したところ、ガーン!なんと目的地は氷見の宿ではなく、富山と石川の県境の山の中になっています!

そこで現在のルートを取り消して、検索履歴から再検索をすると今度は氷見の海岸の傍をポイントします(再検索ですから前の検索は間違っていません)、がそこへ行くには今来た道を引き返す必要があります。といっても簡単に方向転換は出来ないし、後ろは真っ白でバックも出来ません。車を降りて除雪車の運転手に話を聞くとやはり氷見へ行くには引き返すしかないそうです。除雪車で道幅を多少広げてもらい軽四と除雪車とすれ違うことは出来ましたが、方向転換は出来ません。除雪車は軽四を追い越して行ってしまいましたので軽四の地元のオジサンに方向転換が出来る場所はあるかと聞いたら、この少し先にT字路があるが、除雪してあるかどうかは判らないとの返事でした。そのT字路を頼りに前進します。しばらくするとNAVIにT字路が現れカーブミラーも見えますがT字路の先は細い山道のようで全く除雪はされておらず、雪の壁で塞がれています。万事休す、雪はますます激しくなり時間は午後4時を過ぎています、暗くなったら本当にヤバイ何とか方向転換できる場所を求めて前へ行くしかありません。(マジでパニクっていたため写真なんか当然ありません)

続く  


Posted by Eagle at 10:21Comments(4)旅レポート