2011年02月04日
雪を求めて北陸路 その1 カーナビ過信は禁物
今回はキャンプ旅ではなく畳の上で寝た旅のレポートです。去年の2月末、カミサンの親戚の法事で九州へクルマで行く事にあたり、熊本の親戚曰く阿蘇は雪になることもあるのでチェーンの用意をしたほうが良いと聞かされ、思い切ってチェーンではなくスタッドレスを購入しました。幸い九州では雪に降られることもなく、又去年は御宿でも全く雪は降らずスタッドレスも宝の持ち腐れでした。今年も12月にスタッドレスに履き替えましたが、これまで雪道を走ったことがなく雪道を知らないこのスタッドレスが不憫の思えて仕方がありませんでした。
そこでこのスタッドレスに思いっきり雪道を走らせてやろうと思い、北陸路へドライブ旅行を計画しました。12月の大子で氷点下のキャンプは経験しましたが、さすがに雪中キャンプは尻込みします、と言うかこの時期北陸では営業しているキャンプ場はありませんね。予定は1月29日に御宿を出てその日は軽井沢の健保の保養所泊まり、翌日富山の氷見で泊まって寒ブリを堪能して、翌日は金沢泊まり、2月1日に浜松の姉の家に寄り2月2日に御宿に戻る4泊5日の旅です。今年は北陸地方は大雪で特に1月30,31日は大寒波で大雪の予報でしたが、雪に飢えているスタッドレスには持って来いと思い出発しました。
1月29日8時半に御宿を出発、関越はスキー渋滞も解消していて予定通り13時半に軽井沢着、特に行くところもなくアウトレットを徘徊、しかし何も買う物もなく駐車料金を取られる始末、元勤務先の健保の保養所で第一日の夜を過ごしました。軽井沢は雪がうっすらと積もっている感じでした。
翌30日氷見へ向かい上信越道に乗ります。その前にNAVIで本日の宿、氷見の宿「ラ・セリオール」を電話番号で検索するとバッチリヒット、行き先にセットして案内を開始させます。高速の掲示板では長野から先はチェーン規制となっています、しかし長野を過ぎても雪は軽井沢同様うっすらと積もっているだけです。しかし妙高に近づくと急に雪が多くなりあっという間にあたり一面銀世界です。

妙高高原のSAも雪の壁は車の高さより高くなっています。

上信越道は妙高より先は片側1車線の対面通行区間が多くなります、そして除雪車がいる為ノロノロ運転を余儀なくされますが、まぁ順調に進んでいきます。しばらくすると対向車線で乗用車が吹き溜まりに突っ込んでスタックしているのが見えました。その直後急に雪が強く降り始め視界が急に悪くなります。前は真っ白、いわゆるホワイトアウトでしょうか路肩というかどこが道路か判らなくなります。50Km位の速度ですが、もの凄く怖いですね、もっと速度を下げたり止まったりしたら追突されそうだし、ちょっと間違えたら吹き溜まりに突っ込みそうだし、いやぁ怖かった。なんとかその区間を過ぎて上越JCから北陸道へ入ります。道路情報を聞くと上信越道は妙高付近で上下線とも通行止めになっています、あの状況では危険ですよね、もうちょっと遅かったら足止めを食らっていたところでした。
北陸道もチェーン規制でしたが視界はそれ程悪くはなく順調に進んでNAVIの指示通り小杉ICで一般道に下りて氷見に向かいます。

写真は高岡市内です、この後NAVIの指示通りに走って行きます、道路標識では氷見に向け右折の表示が出ていますが、NAVIは左折を指示しています。まぁNAVIの方が近道なのだろうと思い、指示に従います。ところが段々と道は狭くなり、山道に入っていく様子です、そしてゴールまでの距離は5Kmほど。この時点では、「ハハン、NAVIは積雪情報なんか関係なしに単に距離の近い道を案内しているんだなぁ」と考えておりました。しかし、雪は激しく降り続け、かろうじて走行は出来るものの道の両側が雪の壁のためすれ違いも出来ないような状況です。でも前へ進むしかありません。雪は強くなる一方、だんだん心細くなってきました。
その時突然前方にスタックした軽四とその後方に除雪車現れました。除雪車の運転手がスタックした軽四を押して脱出を手伝っています。しばらくは停車を余儀なくされたので、NAVIで目的地までの道を確認したところ、ガーン!なんと目的地は氷見の宿ではなく、富山と石川の県境の山の中になっています!
そこで現在のルートを取り消して、検索履歴から再検索をすると今度は氷見の海岸の傍をポイントします(再検索ですから前の検索は間違っていません)、がそこへ行くには今来た道を引き返す必要があります。といっても簡単に方向転換は出来ないし、後ろは真っ白でバックも出来ません。車を降りて除雪車の運転手に話を聞くとやはり氷見へ行くには引き返すしかないそうです。除雪車で道幅を多少広げてもらい軽四と除雪車とすれ違うことは出来ましたが、方向転換は出来ません。除雪車は軽四を追い越して行ってしまいましたので軽四の地元のオジサンに方向転換が出来る場所はあるかと聞いたら、この少し先にT字路があるが、除雪してあるかどうかは判らないとの返事でした。そのT字路を頼りに前進します。しばらくするとNAVIにT字路が現れカーブミラーも見えますがT字路の先は細い山道のようで全く除雪はされておらず、雪の壁で塞がれています。万事休す、雪はますます激しくなり時間は午後4時を過ぎています、暗くなったら本当にヤバイ何とか方向転換できる場所を求めて前へ行くしかありません。(マジでパニクっていたため写真なんか当然ありません)
続く
そこでこのスタッドレスに思いっきり雪道を走らせてやろうと思い、北陸路へドライブ旅行を計画しました。12月の大子で氷点下のキャンプは経験しましたが、さすがに雪中キャンプは尻込みします、と言うかこの時期北陸では営業しているキャンプ場はありませんね。予定は1月29日に御宿を出てその日は軽井沢の健保の保養所泊まり、翌日富山の氷見で泊まって寒ブリを堪能して、翌日は金沢泊まり、2月1日に浜松の姉の家に寄り2月2日に御宿に戻る4泊5日の旅です。今年は北陸地方は大雪で特に1月30,31日は大寒波で大雪の予報でしたが、雪に飢えているスタッドレスには持って来いと思い出発しました。
1月29日8時半に御宿を出発、関越はスキー渋滞も解消していて予定通り13時半に軽井沢着、特に行くところもなくアウトレットを徘徊、しかし何も買う物もなく駐車料金を取られる始末、元勤務先の健保の保養所で第一日の夜を過ごしました。軽井沢は雪がうっすらと積もっている感じでした。
翌30日氷見へ向かい上信越道に乗ります。その前にNAVIで本日の宿、氷見の宿「ラ・セリオール」を電話番号で検索するとバッチリヒット、行き先にセットして案内を開始させます。高速の掲示板では長野から先はチェーン規制となっています、しかし長野を過ぎても雪は軽井沢同様うっすらと積もっているだけです。しかし妙高に近づくと急に雪が多くなりあっという間にあたり一面銀世界です。
妙高高原のSAも雪の壁は車の高さより高くなっています。
上信越道は妙高より先は片側1車線の対面通行区間が多くなります、そして除雪車がいる為ノロノロ運転を余儀なくされますが、まぁ順調に進んでいきます。しばらくすると対向車線で乗用車が吹き溜まりに突っ込んでスタックしているのが見えました。その直後急に雪が強く降り始め視界が急に悪くなります。前は真っ白、いわゆるホワイトアウトでしょうか路肩というかどこが道路か判らなくなります。50Km位の速度ですが、もの凄く怖いですね、もっと速度を下げたり止まったりしたら追突されそうだし、ちょっと間違えたら吹き溜まりに突っ込みそうだし、いやぁ怖かった。なんとかその区間を過ぎて上越JCから北陸道へ入ります。道路情報を聞くと上信越道は妙高付近で上下線とも通行止めになっています、あの状況では危険ですよね、もうちょっと遅かったら足止めを食らっていたところでした。
北陸道もチェーン規制でしたが視界はそれ程悪くはなく順調に進んでNAVIの指示通り小杉ICで一般道に下りて氷見に向かいます。
写真は高岡市内です、この後NAVIの指示通りに走って行きます、道路標識では氷見に向け右折の表示が出ていますが、NAVIは左折を指示しています。まぁNAVIの方が近道なのだろうと思い、指示に従います。ところが段々と道は狭くなり、山道に入っていく様子です、そしてゴールまでの距離は5Kmほど。この時点では、「ハハン、NAVIは積雪情報なんか関係なしに単に距離の近い道を案内しているんだなぁ」と考えておりました。しかし、雪は激しく降り続け、かろうじて走行は出来るものの道の両側が雪の壁のためすれ違いも出来ないような状況です。でも前へ進むしかありません。雪は強くなる一方、だんだん心細くなってきました。
その時突然前方にスタックした軽四とその後方に除雪車現れました。除雪車の運転手がスタックした軽四を押して脱出を手伝っています。しばらくは停車を余儀なくされたので、NAVIで目的地までの道を確認したところ、ガーン!なんと目的地は氷見の宿ではなく、富山と石川の県境の山の中になっています!
そこで現在のルートを取り消して、検索履歴から再検索をすると今度は氷見の海岸の傍をポイントします(再検索ですから前の検索は間違っていません)、がそこへ行くには今来た道を引き返す必要があります。といっても簡単に方向転換は出来ないし、後ろは真っ白でバックも出来ません。車を降りて除雪車の運転手に話を聞くとやはり氷見へ行くには引き返すしかないそうです。除雪車で道幅を多少広げてもらい軽四と除雪車とすれ違うことは出来ましたが、方向転換は出来ません。除雪車は軽四を追い越して行ってしまいましたので軽四の地元のオジサンに方向転換が出来る場所はあるかと聞いたら、この少し先にT字路があるが、除雪してあるかどうかは判らないとの返事でした。そのT字路を頼りに前進します。しばらくするとNAVIにT字路が現れカーブミラーも見えますがT字路の先は細い山道のようで全く除雪はされておらず、雪の壁で塞がれています。万事休す、雪はますます激しくなり時間は午後4時を過ぎています、暗くなったら本当にヤバイ何とか方向転換できる場所を求めて前へ行くしかありません。(マジでパニクっていたため写真なんか当然ありません)
続く
Posted by Eagle at 10:21│Comments(4)
│旅レポート
この記事へのコメント
こんにちは〜
ご無沙汰してます
雪道ルンルンドライブかと思いきや(汗)
大変な旅で・・・・
レポ上げてるので命には別状なかったみたいですが
無責任ですが・・・・続き楽しみにしてます(笑)
ご無沙汰してます
雪道ルンルンドライブかと思いきや(汗)
大変な旅で・・・・
レポ上げてるので命には別状なかったみたいですが
無責任ですが・・・・続き楽しみにしてます(笑)
Posted by ふれんど at 2011年02月04日 12:22
ふれんどさん
お久し振りですね。う10年以上前、最初に買ったNAVIに房総半島の山の中の蕎麦屋を案内させた時、ぜんぜん違う山の中に案内された事がありますが、それ以来ですね。
雪がなければちょっと腹が立つ程度で済みましたが、あの大雪の中下手すりゃ遭難騒ぎになっていました。
パナソニックにクレームをつけようかと思っていますが、その後何度か違う場所から検索しても再現しないのでどうしようかと思っています。
お久し振りですね。う10年以上前、最初に買ったNAVIに房総半島の山の中の蕎麦屋を案内させた時、ぜんぜん違う山の中に案内された事がありますが、それ以来ですね。
雪がなければちょっと腹が立つ程度で済みましたが、あの大雪の中下手すりゃ遭難騒ぎになっていました。
パナソニックにクレームをつけようかと思っていますが、その後何度か違う場所から検索しても再現しないのでどうしようかと思っています。
Posted by Eagle at 2011年02月04日 17:40
こんばんは!JUNママです。
ご無事で何よりでした。
主人も「地図を見るのが好きだ」と言っていましたが、
最近はナビ命(笑)です。
でも過信は禁物ですね。
最後は竜洋でキャンプではなかったのですね(笑)
ご無事で何よりでした。
主人も「地図を見るのが好きだ」と言っていましたが、
最近はナビ命(笑)です。
でも過信は禁物ですね。
最後は竜洋でキャンプではなかったのですね(笑)
Posted by JUNママ
at 2011年02月04日 20:46

JUNママさん、こんにちは!
いやぁほんとエライ目に合いました。私も地図が好きなんですが、なんせまだ老眼は軽いのですが、いちいち眼鏡を外さないと読めないので面倒ですね。本当は助手席のカミサンがナビしてくれれば最高なのですが、ご他聞にもれず「地図の読めない女」なので無理ですわ。
竜洋も行ってみたいのですが、浜松に行って姉の家に寄らない訳には行かないので、又別に機会にと思っています。
いやぁほんとエライ目に合いました。私も地図が好きなんですが、なんせまだ老眼は軽いのですが、いちいち眼鏡を外さないと読めないので面倒ですね。本当は助手席のカミサンがナビしてくれれば最高なのですが、ご他聞にもれず「地図の読めない女」なので無理ですわ。
竜洋も行ってみたいのですが、浜松に行って姉の家に寄らない訳には行かないので、又別に機会にと思っています。
Posted by Eagle at 2011年02月05日 08:13
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